CONTEST
【デザインコンテスト企画概要】
デザイナーを目指している皆さんの活躍の場を広げようという趣旨で、九州在住の学生さん、または全国のデザイナーの皆さんからデザイン画を公募します。厳しい予選を勝ち抜いたファイナリストの方は、11月23日にアイランドシティで開催するARAKI SHIRO氏のファッションショーの前座に出場権を獲得。作品の発表の場としてデビューします。
今回も全国から多数の応募をいただき、一次審査・二次審査と厳しい予選を勝ち抜いた3組が決定いたしました。
【FADS2022 デザインコンテスト ファイナリスト】
◇竹原暖乃さん・衛藤綾音さん
ブランド名:SENSOR
作品テーマ:SENSOR
海を主題とし、海洋汚染やそれにより生き物たちの自由が奪われる悲惨な現状、それに対して出来ることの少なさから無力感さえ感じました。自由・共存・未来。思考することはなくとも私たちの求めるものは同じく生き物たちも求めることだともいえます。作品(SENSOR)を通して明るい未来を表現したいという想いで制作しました。
◇権藤 眞悠子さん
ブランド名:深潜、(しんせん、)
作品テーマ:自身の内に深く潜る
「自身に内在する傷や感情を作品を通して昇華させる」というのがブランド全体のコンセプトです。
その中で自身のルーツである久留米の伝統産業の久留米絣を素材の軸としました。
久留米絣の更なる発展、新たな可能性の模索を目的に、異なる質感の素材と組み合わせたデザインです。
今回は合皮に負けないようスラッシュキルトにしたものを中心に使用し、オーガンジーの軽やかな印象と対比させました。
皆様に久留米絣の新たな魅力をお見せできたら嬉しいです。
Instagram:@sinsend._gm
◇MOCHINAGA MINAMI
作品テーマ: holography
影と陰の関係性から、一体目は、植物の成長「影」の瞬間を「陰」とし、花弁の成長過程をパターン化させた。
二体目は、人体の成長過程や身体の動き「影」から生まれる残像の瞬間を「陰」と捉え表現。
この影と陰という存在には、形あるその成長や働きを影あるものとし、形無い時空を陰と捉えholographyを表現。
特殊加工に加え手作業でのパーツの重なりに是非注目していただきたいです。
Instagram: @minami_mochinaga
【応募条件】
・ 18歳以上(高校生を除く)の九州在住の学生、デザイナーを目指し活動している個人
または独立を予定している企業内デザイナーであること。
※学生以外の方に関しては居住地は問いません。国籍は問いません。
・ 自身のブランドを立ち上げて3年以内であること。
(年齢は問いません。ブランドをまだ立ち上げていない方でもOKです。)
・ ショー本番にコンテスト衣装を出展できること。
・ ショー本番にデザイナーが本人が出席可能なこと。
・ ショー前日のリハーサルに参加できること。
【ファイナリスト特典】
・ファッションショー出展料は無料です
・ARAKI SHIRO氏のショーの前座で作品を発表することが出来ます。
・その他(現在準備中)
【コンテストスケジュール】
・ 一般参加者公募 6月中旬〜8月末
・ 参加者書類提出締め切り 8月31日(水)
・第一次審査発表 9月上旬
・第二次審査会 10月半ば
・第二次審査発表 10月下旬
【コンテスト審査内容】
① 一次審査:デザイン画審査
応募時に提出いただいたテーマ・デザイン画(素材、カラー、ディテール写真を添付)をもとに審査をおこないます。
② 二次審査:作品審査・面接
モデルに作品を着用して歩いてもらい、オーディションをおこないます。服のオリジナリティ、スタイリングのバランスなどトータルを審査。モデルは自身で手配してください。
※二次審査で選ばれた方全員ファイナリストとして11月23日のショーに出場!
③ 最終審査:11月23日(水・祝)ショーに出場。審査員とお客様からの評価でグランプリが決定します。
【応募方法について】
エントリー後、テーマ・デザイン画をお送りください。
① エントリー
【氏名、ブランド名、電話番号、応募動機】を記載の上、以下のメールアドレスへお送りいただくとエントリー完了となります。
info@quantize-dressline.com(FADS事務局)
② テーマ・デザイン画(B4以内)
【テーマ・ブランドコンセプト・デザイン画(素材、カラー、ディテール写真を添付)】を上記メールにてお送りいただくか、事務局へ郵送ください。
※デザイン画は何点でもご提出いただだいても構いません。
※フォーマットはございませんので自由な形式でご提出ください。
【応募先】
FADS事務局
〒810-0041
福岡県福岡市中央区大名1−5−5−602
株式会社Quantize 内
TEL/FAX 092-791-2522(平日10時〜19時)
【留意事項】
・ 応募いただいたデザイン画のご返却はできませんので、必要な方はコピーを取り原画をお送りください。
・ 一次審査を通過後、二次審査でデザイン画と作品が著しく違う場合は、審査の対象から外れる場合がございます。(デザイン画をどれだけ忠実に仕上げているか審査基準にさせていただきます。)
・ 作品制作にかかる材料費、当日の搬入費などは各自でご負担ください。
・ ショー出演のモデルは主催側で選定させていただきますので、あらかじめご了承くださいませ。
・ ショー前日にリハーサルがございます。必ずご参加ください。
【FADS2020 デザインコンテストファイナリスト】
2020年11月20日福岡市美術館にて開催されたFADS2020では、3名がファイナリストとして作品を発表いたしました。
グランプリ/佐々木彩乃さん
(香蘭ファッションファッションデザイン専門学校卒業生)
ブランド名:MAG MELL(写真右)
「ケルト神話に登場する海中にある死者の国、マグメル。
そこは病気や死が存在しない楽しいことだけが集まってくる天国のような場所。
生命の集合を表す曼荼羅をモチーフとした編みとウズベキスタンのネクロポリスの美しい海のような青いモザイクタイルをモチーフとした刺繍で、死と生の混じり合う不思議な国マグメルを表現した。」
ファイナリスト/坂田奈々美さん
(香蘭ファッションファッションデザイン専門学校卒業生)
ブランド名:Pamplemousse.(パンプルムース)(写真中央)
テーマ:Electronica
「あるミュージシャンのエレクトロニカミュージックからインスパイア。
1曲の中でも様々な音が聴こえる。固い印象の音、柔らかく歪みや流れを感じる音。
人工的で無機的なサウンドを彼らの音楽のように調和させ、服に落とし込む。」
ファイナリスト/ 後藤弓月さん
(香蘭ファッションファッションデザイン専門学校卒業生)
ブランド名:YUZUKI GOTO。(写真左)
テーマ:潔癖症
「自分自身が潔癖症で、その経験から作品を制作。ホームセンターに置いてあったビニールに包まれた便器から、インスピレーションを得て、潔癖症を服で表現しました。
ビニールを1枚通すだけで、便器そのものに変わりないのに、触ることができるのではないかと考えました。ビニールで体を覆うことで汚れから身を守り、また何かに触れる事ができるようになるのではないかと思いでデザインを考えました。」